「東京三大豆大福」というのを聞いたことがあるでしょうか。
今回はそのひとつ、予約なしでは買えないとも言われている高輪・泉岳寺にある「松島屋」さんをご紹介しましょう。
松島屋さんは、大正7年創業。
昭和天皇も愛したと言われている、由緒正しき老舗和菓子屋さんです。
予約必須な豆大福は素朴で優しい味だった
豆大福はみんな似たようなものだと思っている人もいるかもしれませんが、実に奥が深いです。
豆の色、大きさ、量、風味、塩気、食感。
餡の量や餅の厚み、柔らかさ・固さ、甘さ。
そしてそれが融合した時の絶妙なバランス。
豆大福はシンプルな定番和菓子ですが、それだけに素材の味やバランスがとても重要な甘味なのです。
松島屋さんの豆大福は、とても素朴な味です。
ぼてっとしたフォルムに、つぶあんがぎっしり詰まっています。
頬張ると口に広がるさわやかな甘さと、じわじわと来る塩気。
コンビニなどに比べても甘さがかなり抑えられていて、塩気がよく効いています。
餅は薄く固く、香ばしい豆がぎっしりと埋め込まれています。
餡はしっかりとしたつぶあんで、食感は全体的に固めです。
しっかりと噛みしめて食べていきます。
バランスが絶妙で、素材の味を活かした優しい味わいを感じ取ることができます。
砂糖をふんだんに使えば、甘くて美味しいものは簡単にできます。
しかし松島屋さんの豆大福は、もっと素朴で、素材の味を存分に堪能することができます。
老舗和菓子屋ならではの豆大福、ぜひご賞味ください。
松島屋の豆大福は予約必須!
松島屋さんの豆大福は、午前中に売り切れてしまうほど人気です。
小さなお店なので生産量が少ないということもありますが、有名になってしまったのであっという間に売れてしまいます。
食べたい方は、前日にでも電話予約をしておけば大丈夫です。
今回僕も、前日にお願いをして、当日取りに行く時間を伝えておきました。
夕方に取りに行きましたが、予約した分はしっかりと確保してくれていました。
(他の甘味は完売していましたよ!)
豆大福探訪記は続く
食べれば食べるほど、豆大福の奥深さにハマっていっています。
東京は和菓子屋さんもたくさんあるので、少しずつ攻略していきたいです!
次回はどこの豆大福に出会えるかな?
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